シドニーと名古屋市は仲良しです

シドニーの地理

シドニー市はとても大きなオーストラリア大陸にありますよ。

オーストラリア大陸南東部の海岸に面したシドニー市は、どこの州に属するのか というとニュー・サウス・ウェールズ州になります。 日常会話で出てくるシドニーとはシティーではなくシドニー大都市圏のことを 指しますが、この広いエリアだと人口も400万人以上となり面積もとても広い ので地図も持たずに旅すると道に迷ってしまうでしょう。 でもシドニーシティーだけだと人口は約18万人で、面積もそんなに広大ではなく 約26キロ平方メートルしかありません。 これは愛知県にある普通の市とほとんどかわらず大きな国土を持つオーストラリア にしては控えめに感じられます。 広いオーストラリア大陸の南東、シドニー盆地の東側にありボタニー湾と シドニー港に面しているこの都市に限らず、オーストラリアはまんべんなく国中で 国民が生活をしているのではなく、一部が集中して発展しておりそこに人々が 集まるという特徴があります。 愛知県の名古屋市ならその周辺にある豊田市や刈谷市、岡崎市、安城市、東海市、 春日井市、西尾市、愛西市、常滑市、碧南市、日進市、津島市、田原市、知立市、 瀬戸市、蒲郡市、大府市、一宮市、稲沢市なども発展していて東西南北どちらを 向いても賑やかなのですが、オーストラリアはそんな感じの人口分布ではありません。 愛知県なら名古屋市だけに人々が集中し他は寂れている、岐阜県も関市だけは 建物が多いけど他の市は野生の獣しかいない、そんな感じになっているので、 発展しているエリア以外は人もまばらなのです。 日本のように人口密度が高いとそんな贅沢なことにはならないのでしょうが、 雄大なオーストラリア大陸があるからこそそんな人口分布になっているのでしょう。 ではなぜシドニー市に人が集まっているのか、それは他の都市よりも早期に港湾 などのインフラが整えられてきたからで、開発されるのが早かったからです。 この大陸最初の植民地だったことも大きな理由で、とりあえずここを整備しようと 進めていくうちに国を代表する湾岸都市にまで発展したのです。 人や物が集まるのでオーストラリアという国の経済の心臓部になったシドニーが 政治の中心になるのにそう時間はかかりませんでした。 そんなわけでオーストラリアの首都だと勘違いしている人も多いのでしょう。 街の風景は坂道が多い、との印象を与えそうで、市街地のほとんどが丘陵上に あるため平地は少なく、海に近い場所だと自転車でサイクリングするのはちょっと しんどいかもしれません。 平地ならペダルを漕ぎやすいけど上り坂が多いとどうしても体力の限界がすぐに やってくるので、長時間この一帯を散策するつもりなら自転車以外の乗り物か 徒歩のほうがきっと体の負担も少なくですみます。 さきほども記述しましたが、シドニーには人が集まっていますが数歩離れれば わりと自然が残っていてマンションも建っていません。 湾岸都市なので東側には海があり、反対の西側にはブルーマウンテンがあります。 南にはロイヤルナショナルパークが広がっており、北には川があります。 山と海と川に囲まれたシドニー市は人工的な観光名所だらけの都市とは一味 違った魅力を備えていますので、アウトドア派だらけの団体旅行でも充分に満足 のいく観光地になるでしょう。 湾ではイルカやクジラの親子の姿を目にすることもできますし、動物好きもきっと ご満悦していただけます。 水族館ではなく自然界でそんな機会はめったにないので、定期的に訪れたくなる ウォッチャーも少なくはありません。 小さな地震はありますが、食器棚や本棚が揺れるような人間が気付くレベルの 地震はめったに起きないので心配性の人でも安心です。